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節分護摩を焚きました

立春にあたり節分護摩を焚きました。本尊不動明王さまと、本命星、当年星、元辰星に護摩の妙供を捧げて禍のない良い年でありますよう祈り上げました。

星の回りは毎年変わって参ります。また、全く同じ日と云うのは無い訳ですから、こらから何が起こるかわかりません。地震も多くなっているように感じますし、暖冬に異常気象を予感します。気を引き締めて防災、減災の為に出来る準備をいたしましょう。

仁王経には死者の供養を怠ると人々の心が乱れ犯罪が増え、地震や津波などの天災が降りかかると云います。昨今、死者の供養が疎かになっております。誰が言い出したのか、直葬などもってのほか!死者の荒ぶる御魂をキチンと通夜、葬儀を、通じてお慰めしなければ荒ぶる御魂のまま、人々に災禍となって供養を求める様になるでしょう。死者の身になって考えてみてください。常楽寺では枕経、通夜(通夜説教)、葬儀、火葬場同行、骨上げ、埋葬まで立ち会います。七本塔婆で中陰の供養をして四十九日を、迎えます。百箇日、一周忌、三回忌を供養してようやく十回の供養をしたことになり御魂は和やかになって参ります。三十三回忌の弔い上げで先祖の仲間入りを果たします。御魂はやがて氏神となって皆様の暮らしを守ってくださる存在となるのです。昔の人々の足跡を踏みにじる行為は滅びへの道です。

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