茅葺総仕上げ

阿弥陀堂の屋根工事は５日でお仕舞いになるそうです。4ヶ月に及ぶ丁寧な仕事ぶりに感謝いたします。茅葺で修復することは単に、雨漏りを直したというだけではない意味があると思います。昔の技術が発揮されることで後世に残されます。伊勢神宮の遷宮を思えば同じことが言えます。そして、今日珍しくなった茅葺の御堂を有することで興味を持ってお参りしてくださる人も増えるでしょう。また、檀信徒の郷土愛、誇りも増すことでしょう。自信を持って子供達に誇れる伝統を示すことで過疎化を防止する事につながるかもしれません。様々なお陰、余慶、霊応を垂れることが想像されます。今後のコロナウィルスとの付き合いの中でも、お堂の中に人が密集する形が憚られるのだから、阿弥陀堂のように小さな御堂であれば僧侶だけ御堂の中で法要を行い、皆様は屋外のテントなどの風通しの良いところで参列頂く事が主流になるかもしれません。少なくとも今できる一つの対策として屋外参列は考えています。